TOP > 郷土食 > おやき

おやき

 

 

信州西山地方では急峻な地形や寒冷な気候ゆえに米の栽培に適さなかった代わりに、小麦を原料とした独自の食文化が培われてきました。「おやき」は古くは「やきもち」とも言い、季節の野菜や山菜を小麦粉の皮で包み「囲炉裏」の灰の中で焼いていました。ここ中条では端午の節句に「おやき」を笹の葉に包んで子供の成長を祝う習慣もあり、人々の生活に欠かせないものとなっています。